食物繊維

◎食物繊維もっと取って

　５月１８日は「ファイバーの日」――。飲料メーカーや製パン会社、製薬会社など６社が共同して「食物せんいプロジェクト」を発足、１８日に向け、食物繊維が豊富に含まれた食品、飲料、サプリメントを発売する。

　参加しているのは、アサヒ飲料、アサヒフードアンドヘルスケア、敷島製パン、日本製粉、ロッテ、ロート製薬。それぞれの商品には、共通のロゴマークを入れ、消費者の食物繊維への関心を高める。

　厚生労働省の「日本人の食事摂取基準（２００５年度版）」では、１日の食物繊維の摂取目安量を２０～２７グラムとしているが、現代日本人の平均摂取量は約１４グラムしかない。

　そうした中、食物繊維が健康や美容に効果があることを提唱している東京大学名誉教授の光岡知足（みつおかともたり）さんらが結成した学術団体「ファイバーアカデミア」（東京）が、５月１８日を語呂合わせから「ファイバーの日」にしようと提案、日本記念日協会が今年認定した。

　光岡さんは「食物繊維は老廃物を吸着して排出する効果がある。もっと積極的に食物繊維を摂取すべきだ」と話している。

（2005年5月11日  読売新聞）

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