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生活改善で痔核小さく

 東京都の会社経営者、A子さん(50)は3月、肛門(こうもん)の一部が腫れる痔核(じかく)(いぼ痔)が出た。昨年、会社の設立と自宅の引っ越しが重なり、睡眠が平均2時間という日が続いていた。

 痔核が出来たのは初めてではないが、これまでは市販薬を1週間ほど塗っていれば小さくなった。しかし今回は大きくて、小指の先ほどが飛び出した状態で、市販薬では治まらない。おしりをかばいながら仕事を続け、引っ越しを終え、ようやく肛門科を受診する時間を作った。

 「大きいから手術かもしれない」と心配していたが、平田肛門科医院(東京都港区)院長の平田雅彦さんは「手術よりもまず生活を改善して痔を小さくすることが必要」と指導した。

 平田さんによると、痔核は、血管などが集まって軟らかい構造になっている組織が腫れたもの。ほとんどの人の肛門にあるが、小さいので気付かない。これが大きくなって肛門から飛び出したり、出血したりするのは、主に生活習慣に問題があるためだ。

 最大の原因は、便秘で強くいきみ肛門に負担がかかること。そのほか、長時間の座ったままの姿勢や体の冷えも肛門のうっ血を招く。ストレスや肉体疲労も重要な原因で、便の中の細菌などと闘う免疫力が低下してしまうと、炎症で腫れ上がるという。

 以前は、痔はすぐに取るという傾向があったが、今は痔核を悪化させる生活習慣を見直し、暮らしに困らないレベルまで小さくすることが治療のポイントとなる。平田さんは「患者の9割はまず生活改善。手術が必要なほど大きい痔核も、3か月で手術がいらなくなることが多い」という。

 A子さんの場合、便秘こそなかったが、睡眠不足など肉体疲労の蓄積が原因と考えられた。十分な睡眠時間を確保し、仕事に追われ乱れていた食事も、きちんと3食とるようにした。炎症を抑える塗り薬や血行を改善する飲み薬なども使用した。痔核は1か月余りで気にならないほど小さくなった。

 A子さんは「痔が悪くなるのは、疲れがたまってきたサイン。2度とあんな思いはしたくないから、今も生活のリズムを崩さないように気遣っています」と話す。

 痔には、痔核のほか、裂肛(切れ痔)や、肛門周囲にうみがたまる痔ろうなどがある。いずれも、生活習慣に配慮することで、かなりの程度、予防や治療が可能とされる。

 平田さんは「痔は生活習慣病の一種。悪化させないよう、上手につきあうことが大事」と呼びかける。

 痔を悪化させる要因

 ▼便秘、下痢

 ▼肉体疲労

 ▼ストレス

 ▼体の冷え、長時間の同じ姿勢

 ▼過度の飲酒

 ▼女性の生理、妊娠

 (平田雅彦さん監修)

(2006年6月20日  読売新聞)

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